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人を知る

#03

中堅編

創業160年。感謝と思いやりの心で、お客様の期待に応えたい。

Talk Member

長谷川 光さん

2018年入社

家久営業所営業職 主任

野尻 裕介さん

2001年入社

福井水道機材営業所所長代理

小川 博之さん

2014年入社

中央営業所配送職

Topic

地域のライフラインを
支える営業・配送職

みなさんのお仕事内容を教えてください。

野尻私は管材の販売がメインで、主に水道管や福井都市ガスのガス管を扱っています。ライフラインに携わる商材ですね。以前は別の営業所で建設資材や土木資材を担当していました。

長谷川家久営業所で営業職をやっています。扱っているのは屋根材や外壁材などの二次製品で、鉄板を機械で加工して、お客様が求める形に成形して納品する仕事です。実際の加工は会社の加工担当が行います。

小川私は配送職として、建築資材を中心に、水道資材や土木資材も運んでいます。セメントや建築ボルト、鉄板など、さまざまな資材を配送します。

カラヤに入社したきっかけを教えてください。

野尻正直に言うと、内定をいただいたのがカラヤだけだったんです(笑)。学生時代に名古屋でいろんなアルバイトをしていたんですよ。パン工場とか、交通量調査、おにぎりの新製品試食、パチンコ店とか。でもどれもしっくり来なくて、正社員で働くならアルバイトで経験していない業種がいいなと思って探していました。

地元の福井で就職しようと思った理由は?

野尻それはもう単純に、県外の大学に行く代わりに地元に帰ってくるっていう親との約束でしたね。県外への転勤がないのもポイントでした。

長谷川私は前職がサービス業で土日も仕事だったんですが、子どもができると、土日休みであることが本当に大事なんですよね。次の仕事を探している中で、他の人から「カラヤさんやったらいいんじゃないか」って聞いて、入社を決めました。

今は土日祝はちゃんとお休みできていますか?

長谷川そうですね。ふだん18時くらいには家に帰れますし、水曜日は定時で帰ると決まっているので。前職で土日も働いていた時は、「仕事ばっかりしてる」って奥さんの機嫌が悪かったんですが、今では、家族の時間も取れて良好です。

完全週休2日制になって良かったことはありますか?

野尻以前は第2・第4土曜だけが休みで、第1・第3・第5土曜は仕事っていうのが当たり前でした。完全週休2日制になって良かったのは、家のことについてより深く知れるようになったことですね。家にいる時間が増えたことで、妻と子どもの会話を聞けるようになり、これまで知らなかったことを知れるようになったのは良かったです。あとゴルフにもたくさん行けるようになりました(笑)。

小川さんも中途入社ですよね

小川私はもともと製造業で働いていたんですが、人間関係のトラブルや、1日中同じ場所にい続ける仕事が合わないかもと思ったことをきっかけに、移動のある配送業に興味を持ちました。建築資材や水道機材もまったく触ったことがなかったので、やってみるとどんなものか経験してみたいという思いがありましたね。

配送のお仕事だと、1日中出ずっぱりですか?

小川そうですね。本当に忙しい時は1日200km以上運転することもあります。平均すると大体130〜140kmくらいですけど。

毎日130km運転って、運転は嫌じゃないですか?

小川全然嫌じゃないですね。お客様とのコミュニケーションも結構あるので楽しいです。厳しい方もいらっしゃいますけど、面白いお客様も多くて刺激になりますし、いい仕事だと思います。

Topic

お客様からの
「ありがとう」の言葉は、
何年経ってもうれしい。

これまでの仕事で特に記憶に残っているエピソードを教えてください。

野尻入社してからずっと変わらずうれしいのは、お客様からいただく「ありがとう」の言葉です。何年経ってもうれしいですね。それと、経験年数が長くなるにつれて、携わる仕事の大きさがどんどん大きくなってきて。壁にぶつかって辞めようかなと思った時は何回もあったけど、ここまで来ると続けて良かったなって思います。

辞めようと思った時があったんですね。

野尻若い時はお客様の方が当然知識があるし、こっちは教えてもらう立場じゃないですか。そういう時に「売ってるもんがこんなことも分からんのか」とか、「別にお前から買わんかっても他にあるんやぞ」って言われることもありました。でもそんな中で、一から人間関係を築いていって、だんだん買ってくれる量が増えていくお客様もいて、そういう積み重ねが喜びになっています。

長谷川入社した当初は、お客様に言われたことを言われるがままやっていたんですけど、だんだん仕事を重ねていくと、逆にお客様から「こんな案件あるんやけど」って相談されたときに、「ではこういう風に成形したらどうですか」って提案もできるようになって。それをお客様が「やってみよう」って言ってくださって、うまくいった時は本当にうれしかったですね。成長したなって感じました。

小川配送中に「この商品使えんぞ」とか「この商品壊れたぞ」とか、「これどうやって使うんや」とかクレームがあって。そういう時に自分がその場で説明できるようになって、それで喜ばれるお客様がいらっしゃったんで、そこはうれしかったですね。

入社歴が長くなると、後輩を育成する役割もありますよね。
若手社員に対して気をつけていることはありますか?

野尻とにかく若い子の考えを聞いて、認めてあげることですね。私たちがやっていた時とは時代背景も違いますし、考え方も変わってきているので。それと、今までは受け身で「困ったことがあれば聞いてくるだろう」と思っていましたが、今は「困っていることはない?」「今日やって帰らなきゃいけない仕事の進捗はどう?」って、こちらから声をかけるようにしています。

実際に若手社員から相談されることもありますか?

野尻ありますね。お客様から返品の相談があって、でもメーカーには返せない商品だから万年在庫になるだろうなって。でも、担当している入社2年目の子が一生懸命やっているのを知ってるから、「持って帰っておいで」と言いました。説明はしますよ、「おそらく万年在庫になるけど」って。でもここで「断ってこい」と言ったがために、やる気を失わせるのはもったいないなと。ミスってなんぼですから。相談しやすい雰囲気づくりを心がけていますね。

長谷川家久営業所にはしばらく新入社員が入ってきていませんが、私が大事だと思っているのは明るい挨拶ですね。いろんな現場に行ったときでも、挨拶から受け答えが始まって、話が広がっていきますから。

小川入社した方が長く続けられるように、やさしく接したいなと思っています。最近の新入社員は、やさしくてやる気のある方が多い印象です。だから、そのままやってもらえればいいなって。ただ、身だしなみには気を付けてもらって(笑)。

Topic

伝統を守りながら、
時代に合わせて
変わり続ける会社

みなさんが今後目指している姿を教えてください。

野尻カラヤは来年創業160周年を迎えます。私は定年までいても全部で40年くらいしか携われないですが、例えば自分が定年退職した次の年に会社がなくなってしまうというような事態は嫌なんです。これだけ続いた会社を、私が退職した後も50年、100年と存続してほしいと思っているので、カラヤの精神を後輩たちに受け継いでいきたいと思っています。

カラヤの精神とは?

野尻お客様に対する感謝の気持ちと、上からものを言わないこと。カラヤは思いやりを重んじています。

長谷川さん、小川さんはいかがですか?

長谷川来年以降、家久営業所がなくなって違う営業所に配属されることが決まっています。「大変やな」って言われますが、逆にそれをプラスに考えて、またいろんなことを覚えられるとか、いろんな人と新しいお付き合いが始まるって風に捉えて、他の営業所に行ってもやっていこうと思います。

小川これまでやったことがないことにチャレンジしたいと思っています。配送のさらなる段取りを極めたいですね。時間を頭の中に全部入れて、この時間帯にはここに行くとか。あとは報連相の徹底です。細かく丁寧なコミュニケーションで、営業マン、配送、事務員など全員との連携を、さらに密にしていきたいという思いがあります。

カラヤの好きなところを教えてください。

野尻経営陣が社員に寄り添ってくれているところですね。おそらく、どんな社員でも社長に「相談があります」って言えば、親身に話を聞いてくれると思います。経営陣と従業員の距離が近いんじゃないかな。

実際に相談したことはありますか?

野尻しょっちゅうですよ。家庭のこととか、プライベートのこととか。人生の先輩としていろいろなこと教えてくれるんです。中堅になってからも教えてもらえる人がいるってのは本当にいいことですね。若手社員は社長に対して緊張すると思うので、中堅の社員がカバーできればと思います。

小川社長も社長の奥さんもすごく気さくな方なんです。私がちょっとへこんでいる時もすぐに「どうした、大丈夫?」って寄り添ってくれて。すごくやる気に繋がります。それと、社長が庶民派なのも好きなところです。吉野家でばったり会ったこともあって、親しみを感じました。

野尻そうそう、飲み会の後も代行を呼ばずに電車で帰られるんです。そういうところがうちの社長らしいというか。社長がそうだと、自分たちも無駄な経費使っちゃいけないなって思いますよね。

長谷川さんはいかがですか?

長谷川地域密着型なところがいいですね。地域の方からの認知度が高くて、困った時に頼っていただけます。「カラヤさんにまかせておけば安心や」って言っていただけることも多いので、期待に応えたいっていうモチベーションにもなりますね。

カラヤを一言で表すと?

小川「心」ですね。ひねくれていた自分を正してくれた会社だなと。入社当時の履歴書の写真を見たら、「悪いことをしていそうな顔」って言われるくらいだったんですけど(笑)、この会社に勤めてからどんどん人相が良くなってきてるんじゃないかなって。清く正しくしてくれる会社だと思います。

長谷川「感謝」ですね。仕事をする上でいちばん楽しくてうれしいのは感謝されること。自分にとってもお客様にとっても良いことなので。

野尻「すごい」ですね、すべてが。創業年数も長いし、従業員もみんな心やさしい人ばかりですし、経営陣も社員に寄り添ってくれます。古い伝統、芯を残しながらも今風に変わろうとしている会社なんです。給料はまだ年功序列の色が濃いんですけど、賞与に関しては成果主義に変わって、努力が評価される仕組みになっています。

最後に、カラヤへの就職を検討している学生さんにメッセージをお願いします。

長谷川社員のことをよく考えてくれている会社です。お客様や地域との関係性がある会社なので、地域に根ざして働きたい方におすすめしたいです。

小川新入社員の時は、何も分からない状態で入社されると思うので、本人のやる気次第で結果は大きく変わってくると思います。なので、とにかく前向きに取り組んでほしいですね。

野尻創業から160年間、時代に合わせて変わり続けてきた会社です。私たちと一緒に、カラヤの伝統を次の時代に繋いでいきませんか?

※本原稿は2025年10月14日時点のものです。